「繋ぐ」という意志と、そこから始まる物語 Where Dots Becomes a Story

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今回のKAYO-BIは
2017年2月4日 – 2月12日まで開催される個展
「繋ぐ Tsu. Na. Gu」のストーリーをお届け中。
詳細はnewsへ。
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個展を決める際に苦労することは沢山あるが、
その中でも、個展名をつけるのはひときわ苦労する。

会場を見て、
会場の雰囲気を感じて、
(できることなら、朝と昼と夜、それぞれの空気を)
その上で、お店のスタッフやオーナーさんと話をして、
場の状態を立体的に感じられた時に初めて
「この個展名で行こう」と思える。

来月2月4日から始まる
個展名は「繋ぐ」

●点、ten, ドット、dot
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いきなり話が飛ぶが、通常Gペンで絵を描いている。
漫画家が使う、細かい線がでる、あのペンだ。
そのGぺんが、白紙に触れる時につく「点」(、)
英語で言うところのドット。

それを見ながら、静かに感動するのだ。
点から全ての物語は始まるのだ、と。
 
点を紙に載せた瞬間、それは、線となり、連なりを伴っていく。
私たちが、おぎゃぁと生まれてから、
たくさんの出会いと別れ、出来事に遭遇したのと同じように、
白い紙という枠の中で、点が線となり、
物語として立ち上がっていく。

そして、その点を繋ぐのは、私の「意志」。

だから、「繋げる」のではなく「繋ぐ」のだ。
しかし、繋いだ後に、消す線もある。
白く塗りつぶしたり、滲ませたりして。
物語には正解がないのだから。
 

●会場に溢れる繋ぐものたち
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清澄白河にある会場iki espressoには、
いろいろな方が訪れる。

常連の方も、海外の旅行者も(近隣にかっこいいホステルnuiもあるしね)、
最近サードウェーブコーヒーの火付け役としてここの界隈は賑わっている。
そのお店に顔を出す方々の中で、

また、点と点が繋がって、広がっているのだそう。

そもそも、私がこの会場で個展をするきっかけになったのも、
一つの点が、物語へと繋がっていったからだ。
 
会場の話は、また来週の火曜日KAYO-BIに。
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2017.1.17 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。

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