フランスで感じた「地球人」として生きるということ To Live in a Universal Way


2年ぶりにパリに来ている。
前回は美術館巡りを主眼に置いていたが、今回は、
パリ在住の方々にお会いすることに重きを置いている。
その中のおひとり、Kさんとのお話を今日はピックアップします。

● パリ人=◯◯
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
突然ですが、
パリ人のイメージってどんなのがあります?
私の中にあるイメージベスト3は、
・自己主張が激しい
・フランス語しかしゃべらない
・ワインとチーズ好き笑
他にもいろいろと浮かんでくるけれども
その中の「自己主張の激しさ」について
日本人のそれと比較することで
見えてくることががあるなぁ、
と感じた次第。
● 「レミゼラブル」的な土台
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
何年か前に映画にもなった、
今も人気のミュージカル「レミゼラブル」。
(余談だが、大阪では9月に公演がある)
そこにも描かれているように
現在のフランスは血と涙と汗の結晶で生まれた国。
「主張しないときちんとした生活ができない」
「生きていくことは自分を主張することだ」
という感覚が、
歴史的に根付いているとしても不思議ではない。
● 日本との比較の中で
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
そういう意味で、
「自己主張をすること」は極めて当たり前のことであり、
フランス人から見たら、自己主張というのは空気のようなもの、
つまり、特段意識をしていないものなのかもしれない。
これまた余談だが、Kさん曰く、
「フランス人の人と話をすると一見凄いことを言っているように思える。
自己主張をがんがんしているように見える。
でも、よくよく耳を澄ましてみると、大したことを言っているわけではない。」
とのこと。
かたや、日本人は、「和を以って尊し」的精神が宿っており
出る杭は打たれるような文化がある。
必然的に自己主張をすることはあまり良くないこと
だという認識が一般的だ。
だから、当然自己主張をするときは
「自分はこう思う」というのを伝える意思が必要だ。
つまり、ちょっと肩に力が入る、というか。
下手したら単なる我儘としか見られない場合もある。
● 地球人として。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
持って生まれた国で根付いた価値観は
そう簡単には解くことはできない。
とはいえ、今やパソコンとインターネットがあれば
世界のどこででも仕事が可能な時代だ。
国民性を大事にすることと
国民性を握りしめすぎることは、違う。
一見矛盾する言い方に感じるかもしれないけども
自分の正しさを脇に置いて、その土地に溶け込もうとする
そういう意識をもって海外に行くことが大切なのではないか。
Kさんとの話からそんなことを感じたのでした。
最後にこれまた余談だけども
フランス人はフランス語を喋りたがるのは
自国に誇りを持っているからだそうだ。
それでも、フランス語が通じないと知ると
英語で話そうとしたり、相手が何を言っているか
表情や身振りで察したり、柔軟性も併せ持っている。
こらからの時代求められるのは
国民性としての意識よりも地球人としての意識、
つまり、目の前にいる人間に対して
どう関わるか、ということではなかろうか。
● 一言 編集後記
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

芸術の街、パリ。
フラン人アーティストとひょんなことから知り合い、
互いのスケッチを交換した。
名刺交換より、100倍嬉しい自己紹介。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2017.6.6 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

Leave a Reply

Your email address will not be published.