逆を取り入れて、世界を広げる。Other Side Leads to a Wider View
絵を描くこと、と
言葉を使うこと。
この両者は一見真逆だ。
一方は、感覚的な芸術的領域で、
他方は、左脳的な言語能力を取り扱う分野だから。
でも、絵を描くことと言葉を使うことは
本当は、セットなのだと感じている。
右脳も左脳も一緒の脳なのと同じように。
● 話して描く。
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なんでそう思うのかというと、
昨年から取り組んでいる
Dialogue Drawing (ダイアローグドローイング)
を振り返ってみると
両者があって、初めて「良い作品」が
できると感じてならないからだ。
Dialogue Drawingは
対話から生まれる描画。
参加者の方と私の間で成される対話、
特にその方の「大事な言葉」
「今大切にしているキーワード」
を軸として、話をしていきます。
話をしながら、
色と形を添えていきます。
話の展開から、
絵が全く違う方向にいくこともありますし
私自身、最後までどのような作品に
なるのか、わかりません。
参加者の方と一緒に作り上げていくからです。
この取り組みは、言葉だけでも成り立たないし
感覚だけでも成立しません。
両方があって、初めて、完成が可能となる。
● 「逆」を取り入れる勇気
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これって、単に右脳と左脳に限らず
多くのことに言えるんじゃないかと思うのです。
つまり、一見逆に見えるもの、
両方を取り入れていく、ということ。
例えば、
一人でいることがこよなく好きな人は、
自分の時間をなるべくとると思いますが、
たまには他人と関わることで、自分の幅が
広がっていく経験ってあると思うのです。
居心地が悪かったり、緊張したり
嫌だなぁ、って思うこともあると思いますが
それでも。
はたまた、
活字は好きだけど映像が嫌いな方が
いたとすると、
敢えて映画を観てみるとか。
そのことで、言葉だけを追っていた
世界とまた別の想像力の幅が増えたり
するかもしれません。
● まとめ
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「絵ってよくわからない」って
言われる方とたまに出会うことがあります。
でも、そこに言葉で説明する力を
添えることで、絵の世界によりスムースに
入りやすくなる可能性が生まれます。
「真逆に見えるものを補い合うことで
より世界への理解や幅が広がる。」
そう思えば、
苦手なことをしてみるのも、
全然「あり」なんじゃないかなぁ
と思います。
● 一言編集後記
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先週のこのKAYO-BI JOURNAL
で内容を変えていく、という
宣言をしたばかりですが、
今の私が最も興味関心のある
ことの考察をするのが、
このKAYO-BI JOURNALの良さだと
思い至りました。
やっぱり人間に興味がある。
だって、人間って芸術そのものなんだもの。
\Life is Art./
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2018.4.24 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。