お守りのような手のひらサイズの作品を Omamori Drawing

2018.11.06


11月5日から世田谷百貨店でカレンダー原画展O.M.A.M.O.R.Iが始まりました。
初日から多くのお客様にご覧いただき、すでに感無量な気持ちになっています。

今回は展示の他にワークショップ、そして、今展に合わせて
omamori drawingをスタートしました。

omamori drawingとは
対話を通して、その人のお守りとなるような
手のひらサイズの作品を描く、プライゲートなミニライブドローイングです。
(その拡大版が定期的に開催しているDialogue Drawingです)

初日の昨日、10名の方に描かせていただきました。

その中には、90歳のおばあさまがいました。
「年々、足腰は衰えていくけども、死ぬまで美しいものを見ていたいの。」

「自分が他人にどう見られるのか、どのような絵を書いてもらえるのか
それにも興味があるわ。ふふ。」
と可愛らく笑いながらお話してくださいました。

またもうすぐ30歳を迎える男性は
「今年は転職をしたり、一人暮らしを始めたり、
自分の中で大きな転機の年になったので、
今どのような状況なのか、客観的に自分を見るきっかけがほしい。」
と話してくれました。

はたまた当日誕生日を迎えられた40代の方は
「これまで自由に好きなことをやってきたけども、
5年後に家業を繼ぐことが決まった。
この5年間をどう過ごしたらいいのか、ヒントをもらいに来た。」と。

人の数だけ人生があるように、
それぞれ全く異なる色彩と形の作品が出来上がりました。

⚫︎普遍な部分と多様な部分
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この取り組みを通して、改めて
私は、「人」に興味があるのだということを
実感しました。

誤解を恐れずに言えば、
絵は、人と関わる上でのツールに過ぎない。

多様にある生き方、生き樣、
悩みや課題、挑戦と喜び。

でも、やっぱり根っこは普遍的で
多種多様に見えるそれぞれの人生の中に
あるエッセンス、

それは「光と影」の両輪の中で
人は生きている、ということ。

光だけではない。
闇だけでもない。

葛藤は、
相反する二人の自分がいるからあるわけで
光が大きくなればなるほど、
影もその分、色濃く反映される。

だからこそ、私たちは悩み、苦しみ、
時には絶望さえも、する。

だけど、それでも諦めきれない想いがあって
もがきながらも前に進んでいこうとする。

⚫︎その時々の自分の反映だから
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絵は、言語とは違い、作品によって
捉え方は人それぞれ。

一旦描かれてしまえば、
絵は作家のもとを離れ
鑑賞者のものとなる。

そして 絵は、
その時々の自分の気持ち次第で
印象が大きく変化する。

目の前の人や出来事が
自分の内面の反映に過ぎないのと同じように
絵も、自分の内面を照らし合わせるものだ。

だから、絵が自分の内面を知るきっかけとして
役立ててもらえたら嬉しい。
今回の取り組みを通して、そう強く感じた。

次回は、11月16日、午後3時半から午後7時まで
Dialogue Drawingを開催します。
皆様のお越しをお待ちしています◎

◆世田谷百貨店
期間:11月5日(月)- 18日(日)
時間:9:00-19:00 定休日 木曜(初日は13:00-、最終日は16:00迄)
場所:東京都世田谷区世田谷2-2-8(世田谷線上町駅から徒歩1分)

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2018.11.06 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

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