レンガ職人の物語からの教訓 Laying Bricks or Building a Cathedral


突然ですが、あなたはどのように
この世に貢献していきたいと思っていますか?
どのような想いで、日々お仕事に携わっていますか?
なんて、いきなり聞かれても
すぐに出てこないかもしれません。
どのような想いで仕事をしているのか、
について考えるときに思い出すストーリーが
イソップ童話の中で「レンガ職人」の話。

● 同じことをしたとしても。
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聞いたことがある方も多いと思いますが、
話を要約すると以下のような話です。
……
世界中を旅している旅人が、ある町はずれの1本道を歩いていると、
レンガを積んでいる職人が3人いました。
旅人が最初の職人に「何をしているの?」と聞くと
「レンガ積みをしているのさ。」と気だるく答え、
2人目の職人に同じことを聞くと、
「壁を作っているのだ。」と笑顔で答えた。
3人目の職人に同じことを聞くと、
「歴史に残る偉大な大聖堂を創っているんだ。」
と目を輝かせながら答えた。
……
すべての職人は同じことをしていました。
皆、レンガを積んでいたのです。
それでも、同じ仕事に対する捉え方が違っています。
一番の違いはなんだろう?
● 意識の違いが生む未来
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いろんな答え方があると思いますが、
一言で言えば「意識の違い」なのかなぁと。
では、何に対する意識の違いでしょうか?
それは、きっと、
目的意識。
1人目の職人は、自分のために、やっていた。
自分しか見えていない状態です。
2人目の職人は、家族のために、やっていた。
もう少し範囲が広いです。
3人目の職人は、大聖堂を待ちわびている方々に
意識が向いています。
結局、何をするにしても、
どの意識からやるのか。
それが最も大切なことなのではないか。
それを思わせてくれるエピソードです。
● まとめ
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来る日も来る日も、似たようなことをしていると
流れ作業のようになったり、惰性に感じてしまう
こともあるかもしれません。
そういう時こそ、この「レンガ積みの職人」の話を思い出し
自分はいま、どの職人に近い意識なのか、自問自答してみると
よいかもしれません。
● 一言編集後記
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絵を描く、という行為ひとつとっても、そう。
ただ、色を連ねて、形を整え、構図を考え、描いていくのか
それとも、「こういう意図を持って描こう」と決めてから
描くのか。
一見同じようなことをしているように見えても
絵に流れるエネルギーは全く違うものになります。
\Let’s enjoy this journey called life./
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2018.2.13 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

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