ある画家からのメッセージ How Do You Live Your Life?

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先日『天から見れば』という映画を見た。
自主上映でしか見ることができない本作品は、とある画家のドキュメンタリー作品。

その画家の名は、南正文さん。
小学校3年生の時に、事故で両手を失い、口で絵を描く画家。

手を失ったことにより、食事もトイレも、着替えも、
今まで当然のようにしてきたことが、何一つできなくなったばかりではなく、
手がないことを人にからかわれ、好奇の目で見られ、徐々に引きこもりになっていった少年時代。

転機は、ある人との出会いによってもたらされる。

障害者の方々の為につくされている尼僧、大石順教尼。

彼女もまた、両手のない方だった。

壮絶な人生を生きた彼女の弟子となった南さんは、絵を描くことを勧められ、
はじめは反発しながらも、徐々に人生に希望を見出せるようになる。

がしかし、その矢先に大石順教尼は帰らぬ人となってしまった。
 
南さんは画家として生きていく道を歩み始めたものの、
「両手のない自分が描く絵は、絵よりも先に、この体が目立ってしまう」
と思い悩むこともあったそう。

それでも、「両手のない自分、それが、自分なんだ。」
と受け入れることができた時、
「より 自分にしか 描けない絵を描こう」
という決意を新たにする。
 
言葉ではとてもじゃないけど語り尽くせない、この映画を見て感じた感情の渦。

最も印象的なのが、南さんの生きる姿勢そのもの。
「何があっても諦めない。
この角度がダメだったら、この角度。
ダメでもいい経験だった。」
と何事にも、肯定的な態度で捉える彼の姿勢。
不自由な体のせいにせず、
ただただ、目の前のことをやっていくその姿。
 
言い訳をすることや、
自分の可能性に限界を設けてしまうことは簡単だけども、
逃げ出さない彼の在り方に胸が打たれます。

生きるということはどういうことなのか、
己の運命を受け入れることの真意、

自分の使命と生き様をどこまでも深く考えさせられる本作は画家ならずとも、
人生という旅路を真摯に生きぬきたい方全てにお勧めします。

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