自分をクッキリハッキリさせるシンプルな方法 How Do I Become Me?

自粛期間中、様々なアーティストや著名人がインスタライブを開催していた。

「うちで踊ろう」で大きく話題となった星野源さん、日本で最もフォロワー数の多い渡辺直美さんをはじめ、様々な俳優やアーティスト、モデル。

私も何人かの著名人のインスタライブを拝見した。

そのうちの一人が、モデルの冨永愛さん。
正直に言うけども、めっちゃファンです!と言うわけではなかったのだけども、10年ぶりにパリコレに復帰したということで大きく取り上げられていたのが頭の片隅に残っていたこと、そして、たまたま彼女のアカウントを見た時に、自宅でできるトレーニング方法の紹介をしていて、食い入るように見てしまったのがきっかけです笑。

その流れで彼女が今年に入って出版した『美の法則』を購入。

でも、本題は、「美」についてでは全くありません。
自分がどうしたいのか、くっきりはっきりさせていこう、というのが本日のテーマ。

そこでどうして冨永愛さんの本を話題に出したのかというと
プロローグにこう書いてあったから。

他人と外見を比べて美を追求しても、幸せを感じるのは一瞬で、
すぐにまた焦燥感に苛まれるようになる。
上には上がいるし、人の欲望には際限がない。
だから他人と比べず、自分の美を追求していくことが、

幸せへの第一歩なのだ。

(中略)
美の価値観は多種多様。

だから美しくなりたいと願うなら、
”自分にとっての美しさ”とは何か。
“どういう類いの美しさ”を手に入れるべきなのか。
この本をきっかけにして、とことん考えてみるのはいかがだろうか。

(『美の法則』冨永愛より引用)

彼女の本の「美」というテーマを事例に
「自分はどうしたいのか」について取り上げたが

美に限らず、人生全般について
どうしたいのか、どうありたいのか?

を考えていくことは、これからますます必要な行為になると思う。

なぜかというと、先に挙げたインスタグラムをはじめ、SNSで著名人や様々な方のライフスタイルや考え方といった情報が携帯を見ればすぐに手に入るからだ。知らぬうちに、他人の考えに影響され、それがいつの間にか自分の考えにすり変わっていくことがある。

特に日本では「個性」を伸ばすよりも「正解」を掴みにいくことが土台にあるので、自分よりも権威のある人、フォロワーの多い人、有名な人、の考えの方が正しい、と無意識的に思ってしまいがちだ。

つまり、一言で言えば「流されてしまう」状況に陥りがちなのだ。

ではどうしたらいいのだろうか?

答えは至ってシンプルで、ノートとペンを用意して
考えを書くこと。以上。

こう書くと身も蓋もないけども、最もシンプルでパワフルなツールだ。

先の例で言えば「自分にとっての美」って何?と思った時に、
頭の中でぐるぐる考えていても、答えを見出しにくい。
思考は、雲を掴むように形が出ては消え去ってゆく。

逆にノートとペンさえあれば、自分の思考を辿りやすい。

お気に入りのノートとペンを用意し、気になるトピックに関して
「自分はどう思っているのだろうか?」
「それはなんでだろう?」
と自問自答を繰り返すことで、
自分という存在が少しずつ浮かび上がってくるのではないだろうか。

ちなみに、私は村上春樹さんに倣って(先週の記事参照)
引き出しの中にしまい込んであった万年筆を引っ張り出しました笑。

2020.06.03
Kayo Nomura