悩みと決断、そして今。Everything Comes with a Risk. Take it or Leave it.

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ニューヨークでの展示が本日から始まりました。
Date:2016.9/20(Tues) – 10/20(Thurs)
Place:BOHEMIAN NEW YORK
(Manhattan, NOHO Area)
あの天才アーティスト バスキアのかつてアトリエ兼住居だった
紹介制のレストラン&バーです。
nyexhibit2016-1
早速 初日の本日、
たまたまNYに遊びに来ていた友人とここで食事をしました。
(料理が美味しいのはもちろん、スタッフのホスピタリティーも抜群です)
が、今日という日に辿り着くまでの道は実に遠かった、、
というわけで今日はここまでの道のり、そしてそれを通して
今思うことについてを記していこうと思います。
(海外で個展をしようとしている方以外にも、今何かに挑戦している方や壁にぶち当たっている方にとっても、役に立つとまでは言わなくても、「そうかそうか、こうやって悪戦苦闘しながら人は何かをやり遂げていくのだな」という参考にはなるかもしれません)
 
●物理的な悩み
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今回の展示を開催するにあたって
クリアするべき課題は主に2つあった。
1. 展示方法:
・額装にするか
・パネルにするか
・他の方法にするか
額装にするとなると、現地で額屋さんで調達するか、それとも日本から郵送するか。郵送するとしたら、どこの業者を使うか。現地の楽屋さんで調達する場合、希望する額が用意されているかどうか。
額装しない展示にするとしたら、会場の雰囲気を損なわずに展示をするためにはどうするのがベストか。
 
2. 展示数:
・どのぐらいの大きさのものを展示するか
・ 何点展示するのか
本来であれば、場所の雰囲気を掴むために会場に足を運びたいものの、日本から気軽に行けないため、場所を想像しながら紙の大きさを決めて描いていくしかなかった。
 
と、こうやって書くと、ただそれだけのことなのだが、
実際に「大きさはこれでいいのかな」と思いながら制作をしたり、現地の額屋さんや郵送方法を調べたり、会場のオーナーさんとやり取りをするだけでも、多くの時間を費やし、悩みに悩んだのでした…。
それでも、悩んでいても何も始まらないため、結局のところ、大小様々な紙で描けるだけ描いた。
そして、展示方法に関しては、どの選択肢が一番自分の理想に近いのか、を最終的な決断材料をして、準備を進めていった。
 
●「決断する」
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何かを選択するということは、何かを捨てるということ。
リスクを受け入れる覚悟がなければ、そもそも決断することは不可能だ。
決断をするということは、一方を選び、他方を捨てることになるからだ。
私の先ほどの展示方法の事例で言えば、
結局 高い郵送費をかけて額を運んだということ。
その結果、確実に自分の求めている額を使用して展示ができる。
その一方、現地で額を調達する場合、郵送コストを抑えることができるが、
確実に自分の望む額を手に入れることができるかは不明。
どっちの選択肢をとってもいいわけだ。
最終的に問われるのは「どうしたいのか?」という意思、
それだけ。
 
●今の思い
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そもそも、なんでニューヨークで展示しようと思ったのか?
それは、場所が自分の能力を引き出してくれると信じていたからだ。
人前で作品を発表するということ、
それもアートマーケットの成熟しているニューヨークで。
ということが、今の私にとっては重要なことだった。
だから、チャンスが舞い降りてきたとき、それを掴んだ。
「できない」「やれない」というのは簡単。
でも、それでは同じ世界にとどまるだけ。
一度しかない、この人生を、どう生きたいのか、、
全てはそれに直結する。
だから、何もやらない代わり、失敗のない人生を選ぶより
私は、自分の生きたい道に進むために挑戦し続ける人生を選び続けていきたい。
今夜始まったばかりの展示、
これからまたどう気持ちや思いが熟していくのか
逃すことなく過ごしていきたい。

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展示情報の詳細は下記から:
http://test.luckweb.jp/kayonomura/news/
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2016.9.20 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。

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