コーチングとは、本来、対話なのだ Coaching is Another Form of Dialogue
今年は色々な取り組みを試みている。
その中のひとつが、Dialogue in a Drawing (対話を通して生まれる描画)。
そして、来月から開始するのが、コーチングセッション。
こう言うと、「絵と何の関係もないやん」と言われそう。
しかも、コーチングは、
会社で上司が部下を管理するためのスキルのひとつにすぎない
と偏って捉えている方も多い。
だけども本当は、コーチングとは、対話なのだ、と思っている。
そんなわけで、今日は、なぜ
絵描きの私が、コーチングに取り組もうとしているのか?
について、綴っていきます。
コーチングに興味のある方ない方に関わらず、
最後の編集後記だけは皆さん全員に読んでもらいたい!
(期待は裏切りませぬ)
● 仮初めの夢を掴みに。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
プロフィール欄にもあるように、そもそも、アーティストとして活動する以前は、
絵と全く無縁の中で仕事をしていた。
大学(文学部英文学科)卒業後、マスコミ職へ。
いづれ海外で仕事をできるようになりたい、という理由で外資系イベント会社へ転職。
その後シンガポールのマーケティング会社に転職したのは、
東日本大震災がきっかけだった。
このようにして、海外で仕事をする、という夢を追い求めてきたものの、
「本当にこれを実現したかったのだろうか?」という疑問を感じるように。
結婚を機に日本に戻った際に、「これからの人生は、本当にやりたいことをやろう」と思い、
あれこれと模索した結果、絵の道に進んだのです。
それが2013年秋のことでした。
● 人間への、理解。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
だけど、絵の道に進む以前から、興味関心を持っていたことが、ある。
一言で言うと、「人間という存在への理解」。
これは幼少期をアメリカで過ごし、その後も転校や引越しの多い学生時代を過ごし、
人間の持つ多様性を実感せざるおえない状況に出くわすことが多かったことが影響している。
それに伴い、自分という人間への理解をもっとしていきたい
と思う場面も度々あった。
そして、職場での人間関係があまりにもうまくいかなくなった時に出会ったNLP
(神経言語プログラミング)を2009年から学び始め、現在も心理の探求を続けている。
よって、私にとって、そもそものスタートは「人間への理解」だった。
その理解を助けるツールが絵を描く行為でもある。
● 光と、影と。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
生きている限りある苦悩。
そして、誰の中にもある空虚感と、理想。
その葛藤を生きることで生じる光と影。
ただ、それを受け入れられるようになった時に、人間は、
初めて主体的に自分の人生を選び取れる可能性が生まれるように感じています。
今回コーチングを学び、またプロのコーチとして活動していこうと決めた理由は、
より直接的に人が豊かに生きていくためのアシストになるのではないか、と感じたからだ。
例えば、私は絵を描いて個展で作品を発表している。
作品ひとつひとつに、制作のテーマである「光と影」を織り込んでいる。
だが、そもそも絵に興味のある方にしか、
絵をお届けすることはできない。
● 対話というもの。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
コーチングは、よりダイレクトなアプローチだと感じている。
通常は「セッション」という少々かしこまった場でコーチングを提供することになるが、
本来であれば、対話をしているだけで、
コーチングをすることは可能なのではないか、と思っている。
つまり、人と人が出会い、会話をする。
それがコーチングの本来の姿なのではないか、と。
立場上、コーチとクライアントという名前があるが、
個人対個人の関わり合いがあるだけ。
そこには上下は、もちろん、ない。
要は、何がいいたのかというと
対話を通して、あなたと繋がりたい、ということ。
それが言葉だったら、コーチング
それがより感覚的なものだったら、アートで。
そして、その融合が
Dialogue in a Drawing
だということ。
これからも、より
いろいろ方と出会えるような
取り組みを考えて実行していきたい
そんな意思表明と共に
今日のKAYO-BIは終わります。
● 一言 編集後記
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
「いつになく、真面目な文章だ。」
そう思ったあなたに、お勧めしたいのが
福岡の友人が教えてくれた、『ダッピィズ』(脱皮〜ず)
ここまで読んだ内容が全て吹き飛んじゃうかも、ね◎
でも間違いなく、見て欲しい!
感想、随時お待ちしています笑。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2017.5.23 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。
Leave a Reply