絵を描くこと と コーチングをすること Art of Coaching

2017.12.19


しばらく前からとても言語化したいことがあって、
でも、言葉にしようとする途端、
煙のようにたち消えていくことが重なり、現在に至っています。
そんなわけで心の中に渦巻いている
フワフワを手繰り寄せて、書いています。
今秋の個展を持って、しばらくの間、個展をしないことを
以前お伝えしたところ、多くの方から
「もう絵を描かないの?やめちゃうの?」と
聞かれることがあります。
そうではありません。
また、約10年前から人間の心理を学びを探求しており、
昨年から本格的にコーチングを学び、
現在認定コーチになるべくセッション活動をしていることから
「コーチを本業としてやっていくの?」と聞かれることもありますが、
そうでもありません。
ではどうなのかというと
絵とコーチング、の両方をやっていこうと思っています。
なんで?
と思うかもしれません。
絵とコーチングって一見かけ離れて見えるから。
絵は芸術の領域で、コーチングは自己啓発的だから。
でも、私の中では、この2つは一緒のことです。
なぜならば、ともに、人を理解することを土台としているから。
絵を描くことは私にとって、
人間の多様性と普遍性、光と影を表現するための手段。
そして、私にとってのコーチングは、
本来のその人をありのままに見ることを通して、
その人らしさを最大限引き出すもの。
一般的にコーチングというと、
上司が部下をコントロールするためにあるものだとか、
技術的なものだとか、人によっては宗教めいている、と思う方もいるようです。

悩みや課題、挑戦したい夢、頭の整理、等々。
現在関わらせていただいているクライアントさんは
様々な理由からコーチングを受けていますが、
彼・彼女らと接していて思うのは、「人間って美しい」ということ。
悩んでいるその姿も、苦しんでいる有様さえも。
自分自身を諦めずにいるからこそ、もがいているわけだから。
そこにあるのは、可能性しかない。

少々脱線しますが、
私は幼少期をアメリカで過ごしました。
クラスメイトは韓国人、インド人、中国人、ブラジル人等々、
肌色と髪色だけでなく、母国語も価値観も全く違う中でのコミュニケーションでした。
それでも、仲良く遊んでいた。勿論嫌いな子もいた。
意思疎通がしやすい子もいれば、ちんぷんかんぷんな子もいた。
幼ながらに「人って見た目だけではなく、内面もとても違うんだな」と思いました。
つまり、多様性に富んでいると思ったのです。
それでも、根元的なところは一緒だとも。
例えば、誰かに親切にしたら「ありがとう」が返ってくる。
転んだ子がいたら「大丈夫?」と助ける。
人種が違っても普遍的だとも思ったの。
日本に戻った私は、日本人とアメリカ人との価値観の違いについて
かなり悩まされることになるのですが、
その経験のおかげで
「人間ってなんだろう?」「アイデンティティーってなんだろう?」という問いができました。
つまり、人間に興味関心がより一層湧いたのです。
その後もイギリスに留学したり、シンガポールで働いたりする経験を経て、
変に聞こえるかもしれないけども、人間って面白い存在だな、とも思いました。

それらの経験をもとに、
「絵を描きたい」と思い立ち、筆を持ったのがちょうど今から4年前のこと。
わからないなりに絵を描き続けて、色々なご縁から個展をさせていただく機会を得て、丸3年経ちました。
その間も、ずっと人間についての理解を続けてきました。
「なんで人は苦しむのだろう?」「なんで思い通りにならないのだろう?」と。
そして、学んできたものを還元する術が欲しいと思いました。
それがコーチングを本格的に勉強し始めたきっかけです。
絵を描くこと と コーチングをすること。
私の中では一緒のことなんです。
絵の具を使うか、言葉を使うか、
一人で対峙するか、対話の中で気づいていくか、
の違いがあるだけで。
そして、絵を描くこととコーチングをすることを通して、
その2つを融合していきたいと思っています。
それがどんな形になるのかはまだわからないけども。
ちなみに、
Dialogue Drawingを始めたのも、その先駆けみたいなもの。
対話をしながら、その人の内面を描いていくこと。
それを通して、何かを発見する人もいれば、ある人へのわだかまりが取れた人もいました。
だから、本当はツールはどうでもいいのかもしれない。
私は人間に興味を持っている。
そして、この手を使って、言葉を通して、
この世とコミュニケーションをとりながら
少しだけ、今ある世界をよくしたいと思っている。
追伸:
コーチングにご興味のある方
Dialogue Drawingにご興味のある方
コンタクトフォームよりご連絡ください◎
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2017.12.19 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

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