ひとつの出会いで広がる世界 The One that Leads to Another World

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突然ですが、フェースブックをされてますか?されてる方は分かるかと思いますが、フェースブックを開くと、今日の○年前に投稿した内容のものが浮かびあがってくる機能があります。
それを見ることで「あ、そうだった。1年前の今日、ちょうどあの出来事があったんだなぁ」と
リマインダーみたいな役割をしてくれたりします。
と、なんでこの前置きをしたかというと、2年前の今日、ちょうどある方にお会いしまして、その出会いが、私を作家活動を開始されせてくれたんだ、ということを、今日フェースブックを開いた時に思い出したからなのです。
(本当は違うことを書くつもりだったのですが、そもそも、今の私がこうやって絵の活動を本格的に開始するきっかけを与えてくれたのが2年前の今日だったので、それがKAYO-BIなのも何かの縁かと思い、今日書くつもりだった内容を変更して書くことにします。)
さて、その2年前の今日、神戸にある日本茶カフェひとひに行きました。そこで個展をしていたとある作家さん。
その当時、私は絵本を作っていました。絵本作家になりたかったのです。
が、その作家さんと話をする中で、彼女にこう質問されたのです。
「個展はやらないのですか?」と。
え?個展どころか、まともに絵を描くということがどういうことなのかわかっていなかった私は目が点に。でも、彼女はこう続けました。
「個展をやるっていうことはね、、


(ここで、彼女の目力がキラーンと強度を増す)


いい事しかないから!!」
私「い、いい事しかない?!」
彼女「そう、いい事しかない!」
その作家さんは、第一印象大人しそうに見えたのですが、
なんのことはない、秘めたエネルギーを持っていたのでした。
でも、私は、、絵本を作ろうと思っていて、
画家として活躍していこうなんて脳裏をかすむこともなかった…
なのに、何故か口から出た言葉は
「いい事しかないならやります」でした笑。
 
そして、その年2014年の9月の初個展を皮切りに、現在に至るまで定期的に個展を開催しています。
結局のところ、本当にいい事しかなかったのか、というと、
文字通り、本当に!いい事しかありませんでした。
個展を開催したことで、そうでなければお会いすることがなかった沢山の出会いに恵まれ、
普通に総合大学を出て営業やらマーケティングやらの職種で仕事をしていた私が
突然絵を描き出した・個展しだした、ということを知った周りの友人知人たちは、
これはいったいどういうことだ、個展に駆けつけてくれ、
その結果、少なからず勇気を周りに与えることになり(少なくともそういう風にみえた)、
何よりも絵を通して人生を切り開いていきたいという、自覚がなかった想いが明確になったのでした。
もともと絵本を通して伝えたい世界がありました。
でも、それは絵本でなくてはいけないことではなかったんだ、ということに、
個展をし続ける中で気付いていきました。
いつの日か、絵本に挑戦するかもしれません。しないかもしれません。
それは今の段階では分からないけども、ひとつ明確なのは、
1人の出会いで世界は想像のつかない方向に進んでいくということ。
そして、それは、自分がどれだけオープンマインドかでいられるか、
で目まぐるしく変わってくるということ。
何も他人に勧められた事を全て試せと言っているわけではありません。
そうではなくて、もし目の前の人が、真剣な眼差しやエネルギーで自分に何かを
伝えてくれているとしたら、それは真摯に考慮すべきだという事です。
何故ならば、そういう場面に立ち会うことなんて、
人生において、そう滅多にはないからです。
だったらその一瞬を逃さない手はない。
守りに入るのは、簡単です。
このままの自分に愛着があるのも、当然です。
だけども、それでは、結局のところ、同じところを
反復運動のように繰り返すだけになってしまう。
 
私たちは、何のためにこの世に生まれてきたのか?
自分を、頑なに守り続けるためか?
それとも、まだ見ぬ自分の可能性を開くべく未知の領域に飛び込むためか?
最終的に決めるのは自分の意志。
だとしたら、一体あなたは何を選択しますか?
2016.4.12 Tuesday (KAYO-BI)
Kayo Nomura

冒頭の写真及び下記の写真は、2014年9月の初個展の時の一コマです。
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