ワークショップを開催する理由 Workshop


二ヶ月に一回、神戸で開催しているLetter Art Workshop。

これまで
・大切なあの人に送るバレンタインレター(2月)
・新年度に考えたい「挑戦」のカタチ葉書(4月)
・梅雨を感じながら滲みで生かす涙の記憶レター(6月)
と開催してきており、

先日の8月の会は
「自分の中にある太陽のエネルギーを描く」レター
をテーマに掲げました。

Letter Art Workshopに限らず
様々な形態でワークショップを開催してきていますが、
そもそもなぜ、私はワークショップをしているのか、
先日行った内容を事例に、本日のKayo-bi Journalを綴っていきます。

● 言葉 × 絵
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ワークショップは2つの部に分かれます。

第一部では、ワークシートを使って、頭を整理する時間。

いきなり「絵を描きましょう!」と言われても
普段絵を描くことに馴染みのない人にとってみたら
「何を?」「どうやって?」と途方に暮れてしまいます。

ですので、毎回テーマに沿って、
普段使っている言葉で書いていきます。

8月の「太陽」では、
自分が思っている自分の強み、
他人が思っている自分の良いところ、
他者からよく感謝されること等
様々な角度を通して、自分の中にある強みを言語化しました。

その上で、それらを抽象化させると
どんなキーワードになるのか、考えていきます。

さらに、その言葉に対してイメージしやすいように
擬人化したり、色を考えたり。

ここでようやく第一部が終了。

第二部では、言語化した内容を描いていくプロセスに入ります。

といっても、ここでも、
いきなり「さぁ描きましょう」とするのではなく、
様々な画材を使ってみたり、ワンポイントレッスンをしたり、
スムーズに描く気持ちを高めるように工夫しています。

「自分の強み」をテーマにした今月のワークショップでは
内側からのエネルギーを感じれるように、
直接指で描くことを推奨しました。

● 自分を「知る」につながる行為
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参加者の方にピアノを演奏する方がいたのですが
彼女は、無意識のうちに10本の指に直接絵の具をつけて
ポンポンと描いてたそう。

描いた後のシェアタイムでは
「ピアノを演奏する時、指の強弱を通して曲が出来上がっていくのを思い出しました。
強いのがいいとか弱いのがいいとかではなくて、
弱く奏でる箇所もあるからこそ、曲にメリハリができる。
それを思い出した時に、自分の弱さも強さもどちらともいいではないか、と思えた。」
と話していたのが印象的でした。

・絵を描くことを通して、自分とより仲良くなること。
・良い作品を作るとか完成を目的とするよりも、心を解き放つ時間を持つこと。

私が開催するワークショップの目的は、そういうところにあります。

絵を描くのが下手とか苦手とかそういうのはどうでもよい。
文章を書くのが得意な人も苦手な人も、
写真を撮るのが得意な人も苦手な人も、
話すのが得意な人も苦手な人も、人それぞれ。

「得意・苦手」を超えたところに、初めて、
自分をよりよく知る手立てがあるのではないだろうか。

と、ごちゃごちゃ書きましたが、何が言いたいかっていうと、
大丈夫だから気負わずに描きにおいでよ!ってこと笑。

今月は、名古屋でもワークショップを開催します。
ご興味のある方は、こちらからご確認ください。

また、ご要望に合わせて各地でワークショップの開催も行います。
お問い合わせはこちらから。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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2018.8.6 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。