無意識に描く時 Yin and Yang

絵を描くとき、具体的に「こう描こう」と思って白い紙の前に座る時と
漠然とした気持ちのまま、気になる色をチョイスしてスタートさせる時とに分かれる。

現在、4月展に向けてやや大きめの作品を取り組み中なのだが、
冒頭の写真にあるように、緑色から始めた。
そしてどんどん描きたしていく↓

最終的にどんな作品に仕上がっていくのかは
実は描いている本人にもまだわからない。
ただ、テーマはある。
今、描いている作品は、
草木の部分 と 根っこの部分
目に見える世界 と 目に見えない世界
という両面性。
分かりやすく言うと
「光 と 闇」。

必ず光り輝く時間があれば、闇に落ちる時間もある。
まるで昼と夜のように。
「良い」時期と「悪い」時期もが交互に現れるように。
この事実を、自分なりの解釈で絵に落とし込んでいる。
これは私の根幹を成すテーマの一つなので、
今後の作品にもそれが反映されてくるだろうけども
今、感じてる「光と闇」は明日描くそれとはまた違う。
だから、何を切り取ってもやっぱり行き着く先は「今」。
2016.3.22 Tuesday (KAYO-BI)
Kayo Nomura
 
追記(2016.4.5)：
この冒頭で描いた作品、「筆を持つ」展にメインエントランスに展示しました。
おかげさまで、個展開始と同時にお嫁にいきました。多謝。