「問い」が人生を形作る What's YOUR Question?


「人生の質は、問いの質。」
最近耳に挟んだ言葉だ。
そのまんまの説明だが、
どのような問い(質問)を持っているか、で、
人生の質そのものが変わってくる、ということ。
例えば、
「今日は何を食べよう?」という問いを毎日持っている人は、
道を歩けば飲食店やスーパーに自然と目がいくかもしれないし、
今お腹空いているかどうか、に焦点が向きがちのことであろう。
一方で、
「どのようにしたら、人類が皆幸せになるのだろう?」という問いを立てた人は、
自然と目の前にいる人が困っていたら助けるだろうし、
自分から世の中を少しでも良くするための行動を取っていくかもしれない。
そして、毎日自分に投げかける問いが
人生の方向性を決定しているのだ。
● 毎朝の問い
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私が毎朝問うている質問のひとつは、
「何故絵を描くのだろうか?」
という問い。
この質問は今まで何度もしてきたし、
これからもことあるごとに問い直し続ける問いだ。
絵を描くことは、自分自身と向き合うことでもあり、
純粋に楽しい行為でもあり、苦しみを連れ込む修行でもあり、
他者との関わり合いを持たせるツールでもある。
● 作品も、答えも。
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これまで描いていた作品を見直すと、
まだまだ成長過程のように感じるのだが、
その当時は、出来る精一杯を描いていた。
同じことの繰り返しには興味ない。
それでも慣れ親しんだ描き方を手放すのは、
大袈裟に聞こえるかもしれないが、身を切る思いもある。
次描くものが良いものだという確信はないし、
これまで私の作品を好んでくださった方々にとって
引き続き良いと思ってもらえるかどうかも定かではないからだ。
個展をする時は、前回の内容を凌駕したい。
それが実現できなくても、少なくともその気持ちで毎回望みたい。
ただ作品を発表すればいいというのではない。
● 問いへの答えは進化する
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そういう思いでいる時に、次の問いが浮かんでくる。
それは
「一体、絵を通して世界に何を提供していきたいのか?」
ということ。
ただ、自己満足の結晶を描きたいわけではない。
ただ、綺麗な絵、でもない。
すごく大げさに言えば、
絵を見てくださる方の心が深いところで、動かされるような絵。
さらに風呂敷を広げると、
絵を見るだけで、その人の人生に良い影響を与えられるような絵。
むろんそれがどういう絵なのか、
自分でもまだわかっていない。
いつ、そのような絵が描けるようになるのか
検討もつかない。
だからこそ、
今日も明日も、描き続けるのだろう。
そして、
問いの答えは、成長とともに進化していくもの。
また、同じ答えを封印してしまうことでもない。
だから、描き続けていく中で、
いつだって新鮮に答えを導き出せる存在でありたい。



あなたが、大切にしている問いは、何ですか?
● 一言 編集後記
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昨年の12月からArt of Coaching というコーチングスクールで
立ち上げ運営に携わらせてもらいながらもコーチングについて学んでいます。
必然的に、「問い」に対して
敏感になっているのは、そのためです。
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2017.4.25 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

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