「遅すぎる」の定義 Too Late to Start?
先日、福井にある祖父母の家に行ってきた。
といっても、二人とも、すでにこの世にいないのだが
野村家のお墓は福井にあるので、お墓参りをしつつ、
祖父母の遺品整理をしに行ったわけだ。
●祖父の描いたもの
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そこで、出てきたのが、祖父の描いた作品。
彼は大学の先生を長らくしており、
退職してからは、趣味の家庭菜園に明け暮れていたのだが、
それが高じてか、いつからか、ボタニカルアートを描き出した。
冒頭にあるのが、祖父の描いた作品。
他にもチラシの裏に葉っぱや花を緻密に描いた習作がいくつも出てきた。
さらには、通信制のアート講座に通っていた形跡が。
それに通いだしたのが80歳を超えてから。
はたまた、作品展にも応募し、受賞していた模様。
これも80歳を優に超えてからのこと。
●制限を決めるのはいつだって自分
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人生には、限りがある。
そして、それは思っていたよりも早くにやってくることが多い。
今年が始まったと思ったら、もう折り返し地点にいるように、
時間は容赦なく過ぎてゆく。
だけども、「もう歳だから」「もう若くないし」
と言って何もせずに日々を過ごすのは
ただ、単に怠惰なように感じるのは私だけだろうか。
程のいい言い訳をしながら、
自分の命を無駄に過ごす時間なんて、微塵もない。
何歳になっても、何かを始めることができる。
そして、制限をかけているのは、常に、自分の小さな思考。
祖父の遺していったものを、眺めながら、静かにそう思ったのでした。
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2016.6.21 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。
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