愛読漫画と胸に秘めた問い Self-Coaching
昔から漫画が好きだ。
それは小学校時代に読んだちびまる子ちゃんから始まり、
中高生の頃には「天使なんかじゃない」や「花より団子」など
恋愛系の内容にどっぶりと読みあさっていたわけだが
現在の愛読漫画の1つは
東村アキコの「かくかくしかじか」。
2015年のマンガ大賞を受賞したことでも有名な作品だが、
彼女の他の作品もテレビドラマ化(明日最終回を迎える「たられば娘」や
映画化(「海月姫」)されていることもあり、多くの方が手に取ったことがあるかもしれない。
「かくかくしかじか」は、東村アキコ自身が漫画家になるまでの半生を描いた作品。
彼女の作品を読んだことがある方はわかるが、ところどころギャグが入っており、
当然この作品も、クスリッと笑えるシーンが多いのだが、最後は涙なくして読めない。
●タイムマシンはないのです。
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「かくかくしかじか」を通して、伝わることは
◎「うだうだ言い訳している場合ではない」
◎「時間は思っている以上に限られている」
ということ。
書いてしまえば当たり前のように思えるかもしれないが
事実、そうなのだから仕方がない。
東村アキコが高校生時代にお世話になった絵画教室の日高先生は
癌が原因で早々とこの世を去ってしまう。
その時に、東村アキコは色々な後悔の念に押しつぶされそうになった、と。
それでも、当然ながら、時を巻き戻すことなんて、できやしない。
過去にさかのぼって生き改めることも。
できるのは、気づいた今から、生き方を変えることだけ。
●問いが人生を作るのかもしれない。
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言い訳をしたり、やるべきことを後伸ばしにしたり、
人の意見に流されてしまうのは、
結局のところ、自覚していないから、
本当に、時間というのは有限だということを。
時間というのは、命の積み重ねなのだということを。
なんて、言いながら、私も、やるべき時に絵を描けないことがある。
(というか、何をかくそう、今がまさに、その時、だ)
だから、何度でも問う
私は、一体、絵を通して何を表現したいのだろうか?
絵を通して、世界とどう関わっていきたいのだろうか?
と。
答えが簡単に出なくても、その問いを空白として持って
白い紙に向かい続けていきたいと思います。
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2017.3.21 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。
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