幸せのタネを撒く Plant a Seed of Happiness
元来飽きっぽい性格なので、一つの場所に留まるのが苦手だ。
独り身だった頃は、気分転換に引っ越しをした。年に一回のペースでしていた時もあった(よって引っ越し貧乏だった笑)。
結婚をし、簡単に引っ越しができる環境でなくなってしまった今は、その代わりに模様替えをよくする。本棚の位置を変えたり、作業台の場所を変えたり、壁に掛ける絵を変えたり。
その一環で、先日カーテンを、以前布に描いた作品を吊るすことを試みた。なかなか良い。この布作品は、去年の2月、コロナが流行り出した頃に大阪のお花屋さん百会で展示した際のDM作品。
店主のともよさんがふっと「かよさん、布に絵を描いてみたら?」と何気なく言ってくれたことがきっかけでできた作品と展示だった。
布に描く時は、紙に描くそれと、全く感覚が違う。布に描く際は、より大胆に、思い切って描く。滲みも紙とは違う形相で、それがまた面白い。
去年の緊急事態宣言の時沢山布に描いていた。
今秋、香川のsirotaeさんで、洋裁家の瑞枝さんと展示をさせていただく。彼女の服にワンポイント作品を描いたコラボ服も販売予定。
どの生地に描くのが良いか、色々な種類を送ってくれて、あれこれ試し描きしながらつい先日決定。どんなコラボ服になるか、私自身楽しみだ。
2021年も先行き見えないニュースばかりだけども、自分の身の周りに幸せのタネを撒き散らすことはいつでもできる。
私にとって、瑞枝さんとコラボすることも、sirotae さんで展示することも、幸せのタネ。
とりとめのない内容だけども、要するに何が言いたいかと言うと、幸せを決めるのはいつだって自分の内側からだってこと。逆に言えば、どんなに恵まれた環境にいても、欠点にばかり目を向けたら、そこに意識が向かっていく。
明日から9月、また新しい流れにのって残りの2021を過ごしていけますように。
今日は季節外れの大晦日の気分です。
2021.8.31
Kayo Nomura