パラレルキャリアの根本に繋がるその人らしさ Light the Dark


最近パラレルキャリアという言葉をよく耳にする。

定義はいろいろあるけども
ざっくり言うと、

本業以外にも何かしら
活動をしているということ。

● 敢えて、の選択
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職業柄、
会社員をしながら絵描きをしている
という方に多く出会う。

多くは9時〜18時まで職場で働き
朝夜、そして週末に絵を描いている。

「本当は絵だけで食べていきたいけど保証がないから」

というやや後ろ向きな気持ちから
そのような働き方をしている人も
いるかもしれないが

私の周りには”敢えて”パラレルキャリアを
選択している、という方も多い。

● 根っこに繋がる土台
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先日、名古屋でDialogue Drawingを開催したが、
とあるセラピストのセッションルームを借りた。

その方の本業は、教師。
(といっても、副業を禁止する教員制度があるため
何年もの教師生活を経て、現在は非常勤講師に。)

教師という職業と
セラピストという職業。

一見、関連性がないように見えるかもしれないが
根底に流れているものは一緒。

それは、人を「支援する」という土台。

彼女の話を聞いていると
セラピーを受けに来られるお客様、
そして、学校で携わる生徒たち、及び職員の方々、

共に、その人の中にある可能性や存在そのものを
信じながら、関わっているように感じられた。

● 絵描きとコーチ。
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パラレルキャリアといえども、
根っこにあるものは一緒。

かくいう、私も
絵を描くという行為と
コーチングという行為、
2つの活動をしている。

一見全く別物に感じられる職業だが
根底に流れているのは
「人間への理解」。

目標達成や課題解決をしたい、
と思って来られる方とセッションをすることを通して
人間の可能性やプログラムについて感じ入る。

それと、
今の私の人間に対する理解や想いを
紙面に落とし込む行為。

私にとってどちらも同じぐらい大事な行為。

● 表現したいもの
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私にとって、「人間理解」とは
別の言い方をすると、
「光と影を理解する」ということになる。

私たちは、一般的に
光を求め、影から逃げがちだ。

痛みを避け、快楽を求めるのと同じように。
しかし、光あるものには、
必ず、影が浮かび上がる。

光と影はセットになっている。
だからこそ
避けがちな影に重きを置く。

それが今、私が一番、絵の制作で
重きを置いているテーマ。

英語で一文にすると
「Light the Dark」。

闇を照らすことで
ようやく、
光と影は同一のものとして
見えてくる。

その時に、ようやく、
全てを受け入れることが
可能になると思うから。

絵を描くこと、
そして
コーチング。

ともに、それが
テーマに流れている。

● 一言 編集後記
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パラレルキャリアを紐解いていくと
その人らしさ(その人が最も大事に思っていること)
が浮かび上がってくる気がしてならない。

表層は多面体でも、
深層は、いつだって繋がっている。

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2017.11.14 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。

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