旅をする理由-その1-　Jump Out of the Box

現在、制作旅行のためにギリシャのサントリーニに来ています。

今回の旅は、まずフィレンツェに入り、そこからタオルミーナ、
そして今、サントリーニ。

人によって旅に出る理由って様々だと思うし、
どこに行くかについても、それぞれ好みがわかれるところ。

これから何回かに分けて、
旅に出ることについての考察をしていきます。

⚫︎ アイデンティティーを脱ぎ捨てる
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私にとって旅に出る理由はたくさんあるけども、
その中でも最も大きい理由のひとつが、
「箱の中」から飛び出すこと。

何となしに生きていると、
私たちは知らぬ間に凝り固まった思考パターンや
生活リズムに陥りやすい。

そして、無意識的に「日本人」という
アイデンティティーに身を包みながら生きている。
（それが「箱の中」。）

そこから、全く違う人種ばかりいる国や地域に身を置くことによって、
おのずと「箱の中」から飛び出ざるをえなくなる。

⚫︎　言語と価値観の縛り
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旅に出ると、まず話す言語が変わる。
普段と異なる言葉で話すことで思考回路が切り替わる。

特に、日本語はともすると、
まどろこしく、婉曲的な表現になりがちだ。

でも、例えば、英語という言語は、
より単刀直入で率直な表現方法だ。

喋る言語が変わるだけで、
慣れ親しんだ思考パターンを壊しやすくなる。

そして、言語が違う国に行くことで
当然価値観も異なってくる。

日本では良しとされているものが、
現地ではタブーであることもある。

言葉と価値観。
この２つを変化させるだけでも、
これまで自分にとって「普通」
と思っていたものがそうではない、
と思い知らされることになる。

⚫︎ パターンを崩すこと
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さらに、これまでの人生で
行ったことのない場所、食べたことのないもの、
といったように、新しい体験に触れることで、
これまでの自分の慣れ親しんだ「箱」が崩れやすくなる。

何が言いたいかというと、
私たち人間は、安心安全欲求があるがために、
これまでのパターン通りを生きがちなのだということ。

新しいことってワクワクする反面、
何が起きるかわからないから怖いじゃん？

特に大人になってからは、
自分の生活パターンが決まってしまいがちだ。

だからこそ、半ば強制的に旅に出ることで、
自分の慣れ親しんだ「箱」を壊すことを勧めたい。

⚫︎ まとめ
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思うようにいかないこと、
意思疎通ができにくいこと、
時間や効率を度外視して生活すること。

それらを通して、新しい枠組を作り、
それを日常生活に落とし込んでいくこと。

旅って、目に見えるカタチで残りにくいし、
何かとお金と時間と労力がかかるけれども、
先行投資だと思って、世界の窓を開いてほしいと思う。

そうるすことで気づくはず、
本当は、人生そのものが旅である
とういことに。

⚫︎ 一言編集後記
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私にとっての旅とは
制作のインスピレーションの宝庫でもある。

ギリシャ行きのフライトで機内誌
で見つけたギリシャ文字。

それだけで絵のヒントをたくさん得ることができた。

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2018.9.25 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。