五感を「ごちそう」と感じるために How to Deepen your Five Senses

先日金沢に行ってきた。
駅を出た途端、飛び込んできたのがこれ。
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「五感にごちそう」
赤垂れ幕の中央にはそう書いてあった。
なんとも素敵な言葉だなぁって思った。
普段、何気なく目にする風景、嗅ぐニオイ、耳にする音。
たくさんの情報が、朝起きてから夜寝るまでの中で常に私たちの中に入ってきている。
それを消化できているのかできていないのかもわからないまま、忘却の彼方へ。

「五感にごちそう」
というフレーズによって、何気なく私たちの五感を通っていくものを
一つ一つ意識していこう、と思ったのだ。
●感じる力を磨くためには?
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よく言われることだけども、
現代社会は情報過多で
自分から取りに行こう、と思わなくても
多種多様な情報で日常が溢れている。
一見楽で、楽しい。ネットを開けば
世界中の情報が一瞬で垣間見れる。
でも、それこそが、
五感を鈍らせてしまっているのではないか?
と疑問に思うのだ。
情報、というと、捉えどころがないように
感じるかもしれないけども
食べ物で考えてみたら
もっとわかりやすいかも。
お腹が別に空いていないのにもかかわらず、
なんとなく口寂しいからポテチを食べてしまう。
その結果、よりお腹がいっぱいになり、感覚が鈍る。
そして、眠くなったり、だるくなったりする、という結末。
このように、必要以上のものが入っていくと、
どうしても五感というのは鈍感になっていくもの。
 
●根底にあるもの
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少し前にグーグル社が取り入れたことで有名になった
「マインドフルネス」という言葉。
これも、情報過多な世界から、少しの間だけでも離脱し、
あえて何の雑音も感じないところにいくための行為。
無の中に身を投じるからこそ、
五感というのは研ぎ澄まされていくもの。
断食をすることも
断捨離をすることも
切り口は違えども、根は一緒。
 
●毎日5分の「無」
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当たり前のことだけども
頭の中がいつも雑音でいっぱいだと
目の前のことに集中するのは難しい。
だからこそ、5分間だけどもいいから
静かになる時間を1日の中で取り入れよう。
それが、結局のところ
五感をごちそうとして感じられる
土台を作るのだから。
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2016.11.15 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。

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