変わりゆく世界の渦中にて In the Eye of the Storm
刻一刻と状況が変わり、世界が変貌の渦中にある今。
日夜、様々な感情が入り乱れながら私たちは生きている。
先が見えず負の感情に押しつぶされそうな時もあるかもしれない。
そんな時、どうしたらいいのか?
例えば恐怖がある時。
嫌な映像が浮かび、心拍数が上がり、
胸が苦しくなるかもしれない。
恐怖を感じないように、他のことに没頭したり、
お酒を飲んで気を紛らわせたり
感情そのものを追いやろうとしてしまうかもしれない。
今朝、パッと目が覚めた時に出てきた言葉。
恐怖がある時、
逸らして行動するのではなく、
恐怖を抱きしめること。
恐怖は自分ではない。
恐怖もまた、私と同じように理解されたがっているだけ。
抱きしめた恐怖はしばらくすると恐怖ではなくなり
ただのエネルギーに変わってゆく。
憎しみ、苦しみ、不安、、
どの感情も同じこと。
そしてそれは、許せない相手も大嫌いなあの人も。
Ono YokoがJohn Lennonを亡くした時、
なぜか彼を殺した人や、自分の敵対関係にあった人たちに対して
blessingsをしていたという。
(*blessは祝福する/清めるという意のキリスト教に由来する言葉)
I bless you. と。
今こそ、憎しみを愛に、変える時だと感じている。
なぜならば、今回の状況は人対人の争いではないから。
見えないウィルスによって引き起こされた戦争だから。
戦争というのは生死を分ける戦い。
全てを炙り出させるもの。
全てが炙り出されて世界が再生した時、
どんな世界の上に立っていたいのだろうか?
どう生きていきたいのか?
社会とどう関わっていきたいのか?
今の状況が終息しても、これまでの世界は、
もう存在しない。
これから、より一層、
自身のこの世界での本来の役割を思い出し、
それを表現していくことが求められている
そんな気がしてならない。
2020.04.07
Kayo Nomura