台風の脅威から感じた、あるがままの自分 Dropping Everything


台風直撃の大自然の脅威を
肌で感じながら感じたこと。

いろいろなものを
足していくことって
大事だ。

知識だったり、
経験だったり、
能力だったり。

その一方で、潔くそぎ落としていく時期も
同じように大事なのではないか、と思ったのだ。

「もっとこうしなきゃ」
「もっとがんばらなきゃ」
「もっと、もっと」

頑張り続けることは大事、
成長し続けることも大事。

でも、それってなんのため?誰のため?

● すべてがなくなった時
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台風の影響で、一時的に公共交通機関が止まり
停電になり、ネットも使えなくなった。

普段当たり前のように享受しているものが
突然、シャットアウトされた時。

行きたい時に行きたい場所に行け、
ほしい情報が瞬時に手に入り、

知識も情報も右肩上がりにならざるおえない状況の中、
すべてがパッとなくなった時。

そこに残るものは、自分という存在。

何かを目指している自分とか
成長しようと躍起になっている自分ではなく

ただ、生き活かされる存在としての身。

その状態を深く認識した時に
様々な知識や情報をバサッと床に落とす時なのかと。

● 床に落とす行為
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ヨガの「休むポーズ(シャバーサナ)」の
意味は「死体」だそう。

自分の持っている役割やポジション、
様々な欲望を一旦床に落とすことで
ただ、精神が宿る肉体と化す。

この時、ただ、あるがままに自分という存在と共にいる。

何が言いたいかというと、
あまりにも私たちは、情報に翻弄され
「今のままでは足りない」と極端なまでに思い
そのために今の自分を否定し続けながら生きているのではないか、
ということ。

●まとめ
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足すことから、引くことへ。
力むところから、緩むところへ。

何も台風に教わらなくても、
ふっと深呼吸するだけで、
実は自分に対する
認識って変化するのではないか。

●一言編集後記
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猛威をふるった台風21号は中部地方に移動中とのこと。
どうか各地で被害、出ませんように…