作品集「DIALOGUE」 Dialogue and Art
本日は画集販売に関するお知らせです。
タイトルは「DIALOGUE」
私の活動「対話」そのものを扱った、
詩と作品の両方で成り立っている詩集みたいな画集です。
8つの章立てから成り立っています。
・時のチカラ Diving into Here and Now
・風踊る Dance with the Wind
・魔法の水 A Period Means Another Start
・雲をつかむ Catching the Cloud
・太陽に口づけを Kiss from the Sun
・種 Seed to Life
・最後はすべて、マル Endless Loop
日々を生きる中で感じていること、
自然を主とした対話を通してのこと、
がメインのテーマ。
・
と、スラスラとこうやって書いているものの、
ここに至るまでにたくさんの紆余曲折を経ました。
画集を作るというお話をいただいたのが5月ごろだったと記憶している。
テーマを決め、そのテーマに沿って描き、
枚数がたまったところで担当の方にお見せし、
そこからブラッシュアップするという形で進めていきました。
「この作品を使って、この文章でいきましょう」
と見本版を作っていただいて、仕上がったのが忘れもしない9月10日。
それを見て「このままではダメだ」
と痛烈に思ったことを鮮明に覚えている。
何が伝えたいのか?
が抜け落ちた内容のものになってしまっていたから。
・
その時、ふっと絵を描き出した原点を思い出した。
「伝えたいことを言葉にした瞬間、真実から遠ざかる感覚があって、
そのもどかしさがあるからこそ、絵で表現したい」
そう感じていたにもかかわらず、
いつのまにか頭でっかちな状態で描き始めてしまっていたように思う。
発売が2021年1月に決まっていたため、タイムリミットは次の打ち合わせの9月24日、つまり二週間後。途方に暮つつも、それでもすべてをやり直すつもりで、14日間、ひたすら描き、向き合い、書き、を繰り返していった。
たくさん描いたけども、それ以上にたくさん書いた。
「何を伝えたいのか?」
「本当はどうしたいのか?」
というところから
「何のために生まれてきたんだろう?」
「どうして人間を理解したいと思うのだろう?」
といった自分の存在意義のような、よりディープな内容のふもとまで自問自答を繰り返しながら、それ用に揃えたノートに日々書き殴りながら自分の中に潜っていった。
なんでそこまでこだわったかというと、この本を通して読まれる方にとって、より深く、より素直に、自分と対話するきっかけになるといいな、と思っていたから。
時には、前述した対話の仲間(▶︎CLICK)に話を聞いてもらい、
自分だけでは見えていなかった部分にスポットライトを当ててもらいながら、
いろいろな方の力をいただきながら全力疾走した2週間。
結論から言うと、納得のいく内容のものが出来上がった。
デザイナーの阪口さんのおかげで最大限に魅力の詰まった一冊になったと自負しています。(きっぱり!)
販売は1月からですが、予約販売は12/24から下記のページからスタートします↓
https://ondo-info.net/items/artist/nomurakayo/20112/
最後に、私の最も好きなページのひとつをちらりお見せ。
2020.12.15
Kayo Nomura