Coyomi Project 2022 の忘備録-その3-

Coyomi Project 対話編が終了した。
今日も前回に続き、忘備録として書き綴ってゆく。

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今日も計6名の方と、午後から夜にかけて対話。
最初にお話した方から、最後にお話した方まで、を振り返ってみると、随分と長い旅に出た気分だ。これまでの方々同様、お一人おひとりの物語が濃くインパクトがあった。

理学療法士や外科医といった専門職に就いている方々、
会社員から次のステップに行くための準備をされている方、
派遣をやめてずっとやりたかったお店をフルタイムでスタートした方、
コロナがきっかけでとある勉強を始めた主婦の方、
ITデザイナーとして活躍をされている方。

職業も年齢も性別もお住まいの地域もバラバラな皆様がお話しくださった内容はやはりそれぞれ独自で特有のものだった。
ある方は表現する喜びを詩を通して見出し、ある方は表面的には成功していると思われるかもしれないがコンプレックスが拭えないお話を、はたまたある方は小さな行動を積み重ねていった結果、自分の道が見え、次のステップに備えていく話を。そしてある方は、商売を発展させるために必要なたったひとつの事について、はたまた再び父親の死についてのお話、そしてそこから見出した、自分にとってのお守り的な表現について、そして、最後お話した方とは「幸せとは何か?」「愛とは?」「人間に自由意思はあるのか?」と言った哲学的な内容を。

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その人が今、一番お話したい内容をしていただいた。
その結果、それぞれ独自の視点の、独自の物語が紡がれていった。

多種多様な21名の皆様のお話を聞いて思うのは、変な話、人間って愚かで美しく、一生懸命でどんくさくて、凶暴だけど愛ある生き物だということ。そんなふうに思うのは、私の中にも同じような性質が眠っているからなのかもしれない。

誰もがもがき苦しみ、それでも諦めないで、一生懸命生きている。全体を通して、自分にとっての「幸せ」のかけらを見つけようと懸命に生きているように見受けられた。一見、そのように見えないような人も。

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色々な角度から、様々なお話を共有してくださった皆様へ、本当に!ありがとうございました。
これから計21名の皆様の物語を作品という形に昇華させ、カレンダーをこれから完成させていきます。

随時本プロジェクトの進行を共有させていただければと思います。
まずは、お忙しい中ご参加してくださいました皆様に感謝を。

2021.6.19
Kayo Nomura

*来週のKayo-bi Journalはお休みします。