「時間を区切る」生き方 Beginning and the End
日本に住んでいる多くの方にとって、
新年というのは、元旦、1月1日のことをさす。
中国や、私が以前働いていたシンガポールでは
チャイニーズニューイヤーというのは
日本でいうところの立春あたりだ。
そして、私にとって、2月4日立春こそが
新年のような気持ちになる。
⚫︎ 区切る、区切る。
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何もここで、「新年を立春にしようぜ」
と提案したいわけではなく(当たり前か)
お伝えしたいことは
「時間を区切る」大切さ。
学生の時は、小学校、中学校、高校、大学
とそれぞれ6年なり、3年なり、の時間の中で
学ぶべきものを学び、体験すべきものを体験し、
次のステージに向かう、
といことを自動システムのもと
体験していたわけ。
それが学校を卒業した途端、
そのようなシステムは跡形もなく消えてゆき、
今度は、自分なりにそのような
システムを作り上げていかないといけない。
⚫︎ 創り上げていくかひたすら流されるか
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正確にいうと、何もそのような仕組みを作らなくても
生きていける。し、現に多くの人が例えば
「新卒からの3年間は社会人としての基礎を徹底的に身につけよう」
「そこから30歳までは仕事一徹で頑張ろう。
そのために○○の資格を27歳でとり、30歳までに○○部長みたいになれる
ことを目標としよう。」
とか具体的なプランを立てて、生きている人が多いといえば
そうではないかもしれない。
だけども、なんとなく、時間が経っていくなぁ
気づいたら30歳になっていた、気づいたら40歳になっていた、、
と時の流れに任せて生きていくことに対して
漠然とした不安や喪失感があるとしたら
時間を区切ることを意識してみるのも1つの考え方だ。
⚫︎ 過ぎ去っていくからこそ。
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私の場合、冒頭で伝えた通り
2月4日が一番区切りを意識する日だ。
人によって、それは新年かもしれないし
誕生日かもしれない。
とにかく、自分にとって一番思い入れのある日を1つ
設定し、そこを基準として、時間を区切っていく。
「3年間で○○を成し遂げる」と言った具体的なものから
「この1年間は○○について意識を向ける」という抽象的なものまで
スタートの日と、終わりの日を先に決める。
次にその間、何をするのか、具体化していく。
書いてみると、あっけなく簡単で味気ない
夢を達成するための方法、みたいな内容にも
取られてしまうかもしれないけども
なんでこんなことを書いているかといえば、
最近、自分の人生自体に区切り(というか終わり)がある
ことを意識するようになったからだ。
死を間近に意識するような年でもなければ、
とくだん病気を抱えているわけでもないけども
それでも、1年1年の月日の早さにおののくわけです。
そう考えた時に、一体何をどれだけできるのか
リアルに考え込んでしまうことも。
そのためには、漠然とやるのではなく、
決めてやる=時間を区切って生きていく
を自分の生活に取り入れることをしました。
(そして、それがコーチングの考え方とも相通じるものでもある)
「新年からあっという間に2月になってしまったぜー」
と焦っている人がいたとしたら、ぜひ意識してみてね。
⚫︎ 一言 問い
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あなたにとっての、スタート地点となる日付はいつですか?
時間を区切って、何を実現したいですか?
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2019.2.5 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。