考えすぎた時にすべき事 Never Forget Your Roots
以前、ツイッターで美術家の横尾忠則さんがこう呟いていた。
「現代美術っていうのは評価を対象にするから、
戦略的な作品制作になる。
芸術ってのは戦略じゃない。描きたいから描く。
アートは戦略なんだなあ。
戦略という目的のためには芸術はやらんのじゃないかな?」
(出典:https://twitter.com/tadanoriyokoo )
なんの為に人は、絵を描くのか、というと
「ただ、描きたいから」。
最もプリミティブで根源的な衝動だ。
でも、往々にして、余分な想いが入ってくると、
純粋に楽しんでは描けなくなる。
● うまくいかないことのメリット。
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話は変わるが、
今年に入ってから油絵の具に挑戦している。
しかし、一向に油絵の具と仲良くなれない。
要は、絵の具をどう扱っていいのかわからないのだ。
水彩絵の具のような滲みはできないし
アクリル絵の具のようにすぐ乾きもしない。
ただ、油絵の具は色が眩いほど綺麗だ。
そして、乾きずらいからこそ、
ゆっくり作品と向き合える。
が、当然ながら、
私がいつも使用している絵の具と違うので
思い通りに描くことなどできやしない。
● 衝動を捉えること。
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ここで冒頭の横尾さんの言葉につながるのだけども、
思い通りに描けないからこそ
ただひたすら「描きたいから描く」しかなくなる。
評価が気になり、その結果、うまく描こうとすると、
描くことが楽しくないだけではなく、苦痛になってしまう。
だから、頭の中でいろいろと考えすぎたり
他人の評価を気にしすぎてしまう時は、
根本的に存在する「描きたい」という衝動を
頼りに描くしかない。
逆に言うと、描きたい衝動さえ忘れなければ、
大丈夫なんだと思う。
余計な考えが入り込んできたら
原始的な想いにつながること。
特に新しい事に挑戦する時にこそ
効くと思う。
それが、一番の特効薬。
今日は短めですが、以上です。
● 一言編集後記
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要は、
「そもそも何の為に絵を描いているの?」
ってこと。
言い換えると、
楽しむ事を置き去りにしているうちは
事態は好転しないということ。
\Let’s enjoy this journey called life./
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2018.4.10 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。