癒し効果3点と、水を捉えるということ Drawing Water

 
 

何年か前に大ブレイクした映画
『Eat, Pray, Love』(邦題：食べて、祈って、恋をして）
をご存知だろうか。
ジュリアロバーツ主演の、とある３０代女性作家の回想録だ。
その３０代女性作家の名はElizabeth Gilbert.
彼女はその本で大きな注目を浴び、TEDにも２度出演し、
今は「創造性」について多くの発表をし、研究を続けている方だ。
彼女は、SNSを通して創造性や人間の持つ可能性、
そして、私たち人間が陥りやすいパターン（恐怖や苦しみ）
についてわかりやすく解説をしているのだが、
その他にも色々なトピックを取り上げている。
その中で私の記録に残っており、
今疲れていたり、何かに傷ついている人がこれを読んでいるとしたら
役立つかもしれない、と思ったのが、水に関する記事だ。
以下、彼女の記事をfacebookから引用する
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“When an animal in the wild has been injured, it only has two strategies for how to heal itself; It can rest, or it can go t the water. Right now, try to do as much of both as possible.
Rest. And then go to the water. Drink the water. Submerge yourself in the water. Touch the water. Look at the water. Then go back to sleep. Repeat as necessary until healing occurs.
Just rest, and go to the water. Its all going to alright.”（引用ここまで）
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要は、人が疲れている時は二つのことをしたら大丈夫だ、ということを言っている。
1. たっぷり休む
2. 水に触れる
1については、当たり前やん、というツッコミが関西人の方々から聞こえてきそうだが、
「ほー」と思ったのは2のこと。
 
●体内の８０％は水
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ご存知の通り、私たちの体の大半は水分だ。
ある一定以上の水が体内からなくなると、死ぬ。
それもあってか、私は勝手に水には癒す効果が高いと考えている。
試しにボーッと海を眺めていたら、
心のモヤモヤが取れたという経験をした方いないだろうか？
もしくは、温泉。
温泉に入ったら体中がリラックスして、内側のギスギスした気持ちがほぐれてこないだろうか？
はたまた、涙を流すということ。
泣くことはストレス発散にもなる、という説があるように、ガンガン泣くと、思いの他すっきりする。
 
●水が持つ格別さ
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この夏、海や川を多く見る機会に恵まれた。
それらを見ていると、描くべき姿が見えてくることが多々あった。
思い返せば、私の作品の多くは、自然からインスパイアされてできる。
その中でも水は格別は意味を持つ。
それは何でか、と考えた時に、
やっぱり人の体内には多くが水だからかもしれない、と思った。
共鳴するような、昔を思い出すような
そんな懐かしい感覚を覚える水面。
 
●形のないものを捉える、ということ
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水は、形があるようで、ない。
氷のように固めることはできるが、太陽にかざすとすぐさま溶け出す。
水のように、形のないものを、捉えていくこと。
それが私にとって、絵を描くということなんだな、
と、この夏の海の場面を思い出しながら、感じるのである。

 
●3つめの癒し効果のあるもの
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もし、今、何かに疲れていると感じている人がいるとしたら、
Elizabeth Gilbertの２つの助言に加えて、もう一つ付け加えたい。
3. 絵を描くこと
頭のスイッチをオフにして
ただただ、無心になって描くことによって、
スーッと心が穏やかになっていくのを体感することができるかもしれない。
それは、やってみたら、わかること。
だから最近、ゼンタングルや大人の塗り絵が流行っているのかも、
とも思う。
以上、とりとめもなく、水と疲れと、描くこと、の関係でした。
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2016.10.25 Tuesday(*KAYO-BI)
Kayo Nomura
*KAYO-BI:毎週火曜日にブログを更新しています。