Coyomi Project 2022 の忘備録-その2-
昨日に引き続き、Coyomi Projectの忘備録です。
本日は4名の方と対話させていただいた。
幼少期やりたかったことを一時断念し、その思いをどこかに放り投げて今に至っている方、
就職活動を通して未来に思いを馳せている学生さん、
「コーヒーを淹れる時が自分にとってヨガ的な禅の時間」とおっしゃる名古屋のコーヒーショップオーナー、
受験勉強の息抜きに週三本の映画を観るのを楽しみにしている現役高校生。
どの方とのお時間も、これまた宝物のようなひとときだった。
知人を通して私を知ってくださった方、本プロジェクトのデザイナー村松さん経由で申し込んでくださった方、昨年カレンダー展を名古屋でした時に来てくださった方、以前カキモリとコラボ商品を作った際にそれを手に取って知ってくださった方。
三者三様ならぬ、四者四様の対話時間だった。
対話の時間に決まり事は何もない。
その方が今一番話したいこと、興味関心のあること、についてお話しいただくようにしている。
話は多岐に渡るのだけども、どの方もお話をする中で、自ずと浮かび上がってくるメッセージがある。
そして、また、対話をしながらエネルギーの交流をしているような気持ちになる。話をしていない時間を含めて。
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今回の応募をする際に、アンケート記入のご協力をいただいた。アンケート内容のひとつが「今まで読んだ中で一番感動した本もしくは映画は何ですか?」だった。
そこで、今日お話いただいた方の一人が
「本でも映画でもないのですが、Spoken words poetryを使った活動をしているSarah Kayさんの”if I should have a daughter…”というYouTube動画」とあって。
え!
私もとってもとっても好きな動画で、何回見返したかわからないぐらい好きな動画だ。こんなにピンポイントで好きな動画が合うことってまるで奇跡のようだな、と思ったのでこちらに載せておく(そしてもしこれを読まれている方で、気になる方がいましたらぜひ、ご覧ください▷CLICK!)
もう一つは、私の最も好きな著者村上春樹を挙げていて
「一番心に残っているのは村上春樹の『風の歌を聴け』のある一節」と記入くださった方がいて。
当然ながら、その一節は何ですか?
とお聞きしたところ、その一節を朗読してくれた。
その朗読がまた良くて。
一見何の変哲もない一節なのだけども、噛めば噛むほど味わいの出るスルメのように、じんわりと心に染み入るフレーズだった。ちなみに高校生のその彼は、学生のうちに名作と言われるものをできるだけ吸収しよう、と心掛けているそうで、そういった経緯から村上春樹の小説も手に取ったのだとか。
普段の生活で関わりを持ちにくい方々との時間、心より感謝します。
(明日はオンラインdialogue drawingを開催するためcoyomi projectは一時中断、また土曜日に再開します)
2021.6.17
Kayo Nomura