1日はあくまで1日でしかない One Day at a Time

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絵を描くという行為は、他の多くの創造的作業と同じように
自分が押し進めなければ、何も生まれてこない。

目の前に大きな白い紙があって、その上に「あれを描こう」という明確なビジョンがあっても、
結局のところ、自分が実際に手を動かしていかないと、永遠に白い紙のままだ。
極めて当たり前のことだけれども、極めて当たり前のことだからこそ、
人は時としてその事実をなおざりにしたり、忘れてしまったりするのではなかろうか。
そして、だからこそ「三日坊主」という言葉もあるように思う。
だって、その事実をしっかりと認識していたら、例え「今日はのらないな」とか「調子が悪いな」という日があったとしても、淡々と白い作品に絵を描いていくはずである。
逆に「今日ぐらいサボったって一気にやれば巻き返せる!」と勘違いしてしまうからこそ、やる日とやらない日がでてくるのだ。その結果、三日ぐらいは毎日ちゃんと行動しても、四日目には「今日はいいや」と、自分に甘くなってしまうもの。
もちろん短期集中型の人も世の中にはいるわけで
毎日一定時間行動することなんて自分の性に合わない
と思う人もいるだろう。
人それぞれだからどうしようもないよね、
ということもできるけども、長い年月活動していくとしたら
やっぱり1日にできることを精一杯やっていくことが
理に適っているように思う。
「塵も積もれば山となる」ではないけども
日々の積み重ねが、何年何十年と活動していく中で
徐々に重みを増していくものだと思うから。
だからこそ、明日や一年後やることを考えているよりも
「今」できることにフォーカスしていくことが何よりも大事なこと。
結局のところ、そこに全てが集約されているのだから。
2016.3.15 Tuesday (KAYO-BI)
Kayo Nomura
 

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