ベストよりもベターな選択 Better is Better than Best
何か新しいことに取り組む時、
これまでと違うことに挑戦する時、
一般的に、人間は怯む傾向にある。
なぜならば、
やったことがないことは、怖いから。
うまくいくかどうかわからないから。
まわりにどう思われるのか、気になるから。
過去のできなかった経験に引っ張られたり、
人からの評価が気になってしまう生き物なのだ。
だから、できない理由を挙げればキリがない。
● 不安から崩れていく
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その一方で
怖がっていたら、何も挑戦なんてできない。
自分の中にある安全安心のループの中でしか生きることができなくなる。
何が言いたいかというと、
私達は、恐怖や不安が大切れば大きいほど、
何かに挑戦する際、完璧にやらなくてはいけない
と思いがちだということ。
逆にいうと、うまくいくために完全武装して臨もうとしているようなもの。
そうなると、足取りは重くなるし、必然的に時間はかかりまくる。
そして、時間がかかればかかるほど、
本来挑戦しようと思っていた純粋な想いが忘れられ
いかに完全なる状態でできるようにするか?
に視点がシフトしてしまうことになる。
それってまるでぬか漬けの取り出すタイミングを引き延ばしてしまったがあまり、
食べられないほど塩っ辛くなってしまっている状態に似ている。(似てる?笑)
引き際がわからなくなり、「まだまだ」「まだまだ」と糠床に漬け込んでいるうちに、
食べられないほどの塩気を被ってしまっている。
なんでこういう話をするかというと、
私自身、幾度となく、失敗してきたからだ。
完璧を目指すあまりに、
本来やりたかったタイミングでやりたかったことができなくなり、
お蔵入りしたプロジェクトがあるということ。
先延ばししているうちに、タイミングを逃してしまい、
涙を飲んだ出来事。
● ベスト VS ベター
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そこから学んだ教訓は
「ベストよりもベターを目指す」姿勢。
普通に考えると、ベストな状態の方がいい。
そりゃ、そうだよね。
でも、繰り返すようだけども、ベストを目指すあまりに
日の目を見ないまま、お蔵入りしてしまうぐらいなら
未完全なまま走り出したらいいじゃないか、と思うのだ。
そもそも何を持って、完全な状態なのか、なんてわからない。
未完全の中で最善を尽くし、とにかくやってみる。
その上で、トライアンドエラーを繰り返し、
少しずつ、よりよい方向に持っていくこと。
最初からベストを尽くそうと思うから
何もできずに、そしてできない自分を責めて
終わってしまう。
● まず、やってみる姿勢
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真っ白なキャンベスの上に、まずは筆をいれてみること。
そこからしか、始まらない。
いくら、真っ白なキャンベスの前で云々イメージしていても
現実の世界では何もしていないのと同じ。
もし、仮にこれを読まれている方が
新しいことに挑戦することを躊躇しているのであれば、
ベストよりも、ベターな選択、でまず一歩始めてみることを勧めます。
一歩進むだけで、確実に目の前に広げる景色は、変わるから。
● 一言編集後記
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いま、いくつかの新しいプロジェクトを始めようとしています。
それがどうなるのか、わからないけども、まずはやってみています。
また、近いうちにその内容をシェアできる日をお待ちください〜。
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2018.6.26 Tuesday(*KAYO-BI)
*KAYO-BI:毎週火曜日に更新しています。