宮地悠紀様 50代 建設業
【ライブドローイングプラン】
2月の東京展示会で初めてkayoさんの絵にお逢いすることができました。そこで目にとまったのがDialogue in a Drawingのプレートです。Kayoさんの絵が、今ここのライブでどんなふうに出来上がっていくのか?そして、私の心の中とKayoさんの心の中の交流が、どんな芸術になって表現されていくのか?私は体験してみたくなりました。もちろん、今まで、こんな体験はありません。
まず、Kayoさんは、インスピレーションで私にぴったりの紙を選んでくれました。私はKayoさんの優しさに引き込まれながら、今、自分が思っていることを素直に語り始めました。すると同時にKayoさんの手が魔法のように動き始めました。ペンや絵筆などが生き物のように動き出し、点から線へそして面へ広がり、そして立体的な奥行きを持ち始め、また、新たな点が生まれ・・・という具合です。あまりにもお話しがしやすいので知らず知らずのうちに、どんどん会話が進んでいきました。
みぞれまじりの雨の降る日、会場は寒く底冷えのする状態でしたが、なぜだか心の中があたたかい気持ちになると同時に身体もほんわり温まっていくのを感じました。Kayoさんのとの対話は、ただ単にお話をするということではなく、そこに目に見えないものの交流を感じることができました。絵を描くことのできない私が自分で描いているのではと錯覚してしまう瞬間もありました。
あの時、あの瞬間の、私とKayoさんとの心の中を表現して完成した世界にひとつだけの芸術作品。その対面は、ことばに表現することができない感動でした。
今、家でその作品を日々眺めています。すると、Kayoさんの絵は生きているかのように心の変化によって全く違った絵に見えることの不思議さを感じています。Dialogue in a Drawingで多くの体験をいただいたことに深く感謝いたします。