November 2024
guli guli gallery, Osaka, Japan
music: Tatsuro Yokoyama (piano)
「一番大事にしてることって何?」
そう聞かれたらこう答えるだろう
「今、にいること」
心も頭も体も全てが、この瞬間という場所に
根ざすことができるとしたら
そこにあるのはただ至福の気持ち。
過去の後悔も、未来の予定も、一旦脇において
ただ、目の前の情景と広がり続ける
内側の世界と共にいること。
だからこそ、私にとって、ライブは
とてつもなく大切な取り組みなのだ。
何が描かれるかわからない
どんな音楽が奏でられるかわからない
わからないからこそ
全身全霊でその場にいることができる
己の感覚だけを頼りに色を重ねることができる
ピアニスト横山さんとの
ライブセッションはまさにそんな時間だった。
横山さんも即興で弾いていた。
テーマも何も決めず、その場で
ただ、出てくるものを出す。
時に綺麗に調和し、時にどちらかが
どちらかを置き去りにし
一枚の織物を作っているような感覚だった。
自分でもびっくりするぐらい
不調和音な色を重ねている時間もあって。
だけど、それは必要な色だったのだ
と全てが完成した後に腑に落ちた。
ところで、当日の昼、バケツを
ひっくり返したような豪雨が降り
その余韻の中で夜のLiveを迎えたからか
終盤横山さんの奏でる音から
何かが空から降ってくるような
イメージが湧いてきて、ひたすら上から下へと
指と爪で引っ掻くように描いていた。
その瞬間がとてつもなく気持ちがよく見えないナニカが
力を与えてくれているようなそんな心地であった。
ごまかしも取り繕うこともできない
自分自身をまっすぐに出せる場として
今後ともライブセッションを続けていきたい。