April 2022
about her, Osaka
music: Ayaka Yanase (violin)
4回に分けてライブを行なって一枚の絵を完成させた。
勢いよく描く時間と、音楽に聞き入りながらイメージを膨らます時間が交互に現れ、回を重ねるごとに、絵に奥行きが生まれ、光が見出されていった。
合間の休憩時間、お越しくださった皆様とお話する時間も、絵を完成させるための必要なピースでした。
ライブペインティングは、普段、アトリエで黙々と描いている時とまるっきりエネルギー量が違う。
音楽と観客の皆様と一緒に場を作り、巨大なエネルギーの塊をそのまま色と形にしたためていく。
まるで、自分が器になって、エネルギーの通り道になったかのような「描いている」というよりも「描かせていただいている」感覚。
考えるより先に色が出てくる、体が勝手に動く、そして画面に向かって色と形を重ねていく。
最終的に仕上がった作品は、希望に満ちたもののように私は感じた。
人生いろいろあるけども、そして、今のこの、世界情勢は、どう考えても正常ではないけども、それでも、それだからこそ、光の粒を見つけて、それをかき集めていきたい。
I Choose Light.
絵を通して、
希望を見出し、
色と形で伝えていくこと。
そのプロセス丸ごと
あの場に居てくれた皆さまと
共有しながら創造していく。
一人だけでも
独りではない。
孤独だけども
悲しくはない。
闇があるからこそ
光を見出す
だから、
何があっても大丈夫。
絵を描くことを通して
伝えたいことは
希望と光。
キラキラなそれではなく
一旦真っ暗闇を通り抜けてきた
一筋の光。