自由に描けない理由 Being Free from Program

「筆を持つ」展、二週目が終わりました。 三連休をまたいでの二週目は、 Dialogue DrawingとLet’s Draw Workshopも行われました。 今回はその中からワークショップで 感じたことを綴…

描くことは、待つこと Waiting Patiently for the "Moment"

「筆を持つ」展、第一週が終わりました。 初めましての方もそうでない方も、 たくさんの方とお話をさせていただく中で 色々な感覚や感情が渦巻いているのだが 今、素直に思っていること それは、「今回の展示をやってよかった」とい…

透明なヴェールを剥がす時 An Honest Painting

約一週間後に個展が始まる。 ということで、今日は 制作中やその合間に気づいた言葉の中から 今の私にとって最もしっくりきているメモを シェアします。 《良い絵を描こうとするのではなく ただただHONESTな絵を描きたい。》…

「100%の答えが出ると死ぬ。」Welcome to Art

先日、バイオリニストの佐藤俊介さんのインタビュー記事を読んだ。 ”2歳の頃からバイオリンを始めた彼は4歳で渡米、 12歳から北米で演奏活動開始。 これまでにバイエリン放送交響楽団、NHK交響楽団などの楽団、 チョン・ミュ…

小説から読み解く妄想 Stories and Delusions

絵が非言語のメッセージだとしたら 小説は思いっきり言語的な内容だ。 だから、絵を描く息抜きに小説を読むのが好きだ。 最近読んだ2冊は書店の店頭で話題になっていたものたち。 ●「 豆の上に寝る」と「マチネの終わりに」 ‾‾…

「好き」と素直に言えること Saying "Yes" To Your Creativity

私が懇意にしている東京の銭湯屋さん「日の出湯」の店主の書く文章が面白い。 彼、田村さんはブログを通してその面白さが出版社の目に止まり、 本を出版することに成功した。 (ちなみに2年前に出版されたのだが、 未だに書店で平積…

暗中模索の先に見えるもの Just in the Midst of it All

8月に入ってから描くプロセスを意図的に変化させている。 どのようにか?と言うと これまで限りなく100%右脳的に描いてきたものを 左脳的に描く行為と、混ぜて描こうと試みている。 これは、思っていた以上に難しい。 そして、…

創造的に生きるということについて Creative Living

絵を描くことによって、何を得ているのだろう? 企業に雇われて働いていた頃、時間と労働を引き換えに、安定した給料を得ていた。 そして、その仕事から貴重な出会いや、技術の取得などの経験も得ていた。 ただし、仕事はあくまで仕事…

半分という目安 Seeing Now From the Future

2017年が半分過ぎた。 残り半年で何を成し遂げたいのかを、7月に入って考えることが多い。 それに伴い、この半年間を振り返っている。 ざっとこの半年間の流れをハイライトすると以下の通り: 1月:東京での個展に向けて描く …

芸術の役割 Why Do We Rely on Art?

芸術の役割ってなんだろう? と聞かれたら、あなたは何と答えますか? 先月末に、約三週間に渡って開催してきた個展「晴れやかな雨」が終了しました。 それに伴い、改めて「絵画のもつパワーってなんだろう?」という疑問が湧いてきた…

目的と手段を履き違えていた話 What's Your Purpose?

突然だが、 アーティストになる前、私は通訳になろうと思っていた。 そして、通訳になる前は翻訳家になろうと思っていた。 そしてそして、その前は、英語の先生。 そう、どれもキーワードは「英語」。 そして、それはなぜかと言えば…

生活の一部としてのアート Art as a Part of Life

「晴れやかな雨」展、第1週が終わりました。 在廊できた日は少なかったのですが、この一週間の中で これまでの個展と今回の個展に一つの大きな差があることを実感しています。 結論からいきなり言うと、 日本人の方と、欧米人の方と…

個展始まりました「晴れやかな雨」 Sunny Rain

京都での展示が始まりました。 その名も「晴れやかな雨」展。 晴れやかな雨、というのは梅雨に想いを馳せて出てきたテーマ。 私たちは得てして天気などの外部環境に左右されながちだけども、 本当は何にも影響されない、強さを持って…